また会える

いつもピーターはこの街に暮らしているかの様にフラッと、自然に現れる。
彼とは以前、短い間だけどバンドを組んで数回スタジオで遊んだりしてた間柄。
今はアメリカの実家に居るはずなんだけど、たまーに何の前触れもなく函館に現れる。
まるで先週も会ったみたいに自然に「ハーイ」ってやってくるその「距離感の無さ」は先日書いた「テクノロジーが縮めた距離」とは違う生身のものだ。
なんせ毎回連絡先を聞きそびれる、というか「全然、いつだって会える」感をピーターが持ってるから自然と店から「またね」って送り出してしまうんだよなぁ。
「まだ店があるか分かんなかったけど、これ、お土産」って笑いながら包みに入ったロックの殿堂マグネットをくれた。イイヤツめ。
今回は長く居るみたいだから、また会ったら連絡先教えとこっと。
会おうと思えば距離は関係ない。実行するかどうかだよなぁ。