彫り

鏨の試し彫りで久々に羽根を毛彫り
鏨、特に切る系(片切や毛彫り)は使っていくと切れが悪くなったり欠けることがあるので、研ぎ直しとか調整が必要です。
久々に毛彫り(曲線用)を大幅に研ぎ直そうとしましたが、上手くいかずに四苦八苦してました。
全ての彫りを丸毛彫りと毛彫りでやってた時期が時期が懐かしいものですが、調整中の試し彫りをしているうちに感覚を思い出して来ました。
(和彫りの手彫りは微妙な感覚が大事なんです)
素材は銅ですけど、こんな感じの羽根が彫り上がります。

1年に一回の「時期もの」的な仕事って
例えばあと30年仕事をするとして考えても30回しか出来ないんだよなぁ。
今日この日の大切さを忘れたくない。でも気付くと頭からスルッと抜けてたりするんですが…。